Ingressにおけるバイオカードとは「1.Ingress公式ストーリー上の登場人物を紹介する物理カード」「2.エージェントのプロフィールカード」という2種類の意味を示す。今では専ら後者を意味することが多い。
最初は、公式ストーリーキャラクターを紹介するためのカードという形でのみ登場した。そのパスコードを入力するとその人物がスキャナー上にメダルとして現れる。
しかしそのフォーマットを真似したユーザーが、自分自身のプロフィールカードとして用いるようになった。そこから徐々にエージェント同士の交換目的に使わえるようになり、いつしかエージェント同士の名刺におけるデファクトスタンダードとなった。
リアルな人間関係を構築することが比較的容易であるIngressにおいては、このような匿名での名刺交換をする機会は非常に多い。大きさもマジック・ザ・ギャザリングと同じなためとても馴染みがある上に、年代によって異なるが公式のフォーマットを踏襲していることが殆どなのでひと目でIngressとわかりやすい。
結果、Ingress界隈ではバイオカードを作って交換しあうことが一種の文化にまでなった。交換を行うために海外遠征するエージェントは少なくない。
大きさは、切り欠きを除けば「66mm x 88mm」。マジック・ザ・ギャザリング等のスリーブやフォルダーをそのまま使える。大きさと切り欠き以外に共通項はあまりないが、基本的に表がエージェントの画像で裏がその説明となっている。